rikuto tech blog

ゆる〜くやってます

2025年のふりかえり、あるいはAI時代の学び方を考えた1年

2025年も残すところあと数日、というところで1年振り返りたいと思います。

5月から新しい職場になり、自分にとって大きな変化となった一年でした。 幸いなことに刺激的な環境に恵まれたなと感じる一方で、自分はまだまだだなと感じることも多々あり、「今の自分がチーム・会社にできることは何か」を、より意識して考えながら働いた年になったかなとも思います。 来年は視野を広く、そして視座を上げながらやれることをやっていきたいです。

また、家事育児をしながら共働きで働くということの大変さも思い知りました。 朝夕の送り迎えやご飯、寝かしつけといったこと、一見するとちょっとしたことのように思えても大変だということ。 ここは家族と相談しながらではありますが、家族や子どもとの時間も大事にしていきたいです。

読書量が増えた

大きく変わったこととして、今年は大幅に読書量が増え、特に技術書以外の本をたくさん読むようになりました。 もともと読書は好きで自分の興味もありますが、これには環境が大きく影響しているように思います。 エムスリーでは定期的におすすめの書籍が紹介されたり、輪読会が頻繁に行われたりと本に触れる機会が段違いに多い。 そして技術書ばかりではないのも特徴で、その環境が自分の習慣を変えてくれたと思います。

2025年に読んだ本の紹介は、またブログにしようかなと思います!

AI時代、どう学ぶか

変化したことの中でも特筆すべきは、AIの登場によって、自分のエンジニアとしての役割も大きく変わりつつある年だったということです。 2025年はAIエージェント元年とも呼ばれているようです。 検索エンジンではなく、AIエージェントが代わりに調査してくれるようになりました。 そしてプログラマーが書くコードは、AIが代わりに書くようになりました。 エンジニアの役割そのものが変わろうとしています。

その中で、僕の頭の中に1年間ずっと居座り続けた問いが、「AI時代、どう学ぶか」でした。 これはエムスリーに入社して初めて書いたテックブログ記事のタイトルでもあります。

www.m3tech.blog

この記事で問題提起したのは次のようなことです。

AIによって、これまで人が行っていたコーディング作業が代替されるようになった。
その一方で、AIが書いたコードについては人が理解したうえで適用する必要がある。
これまで手を動かすことによって理解を得てきたので、AIによって手を動かす機会が減ると、学ぶことが難しくなっていく。

この記事では、学び方を増やし、学びそのものを楽しむことが必要ではないか、ということを主張しました。 これが僕が出せる現時点での最高の結論です。

しかし、手を動かすことで得られる学びは他に替えの効かないものではないか、そもそもAI時代に必要な学びそのものも変わるのではないか、などの問いが、僕の頭の中には存在します。 この半年間、上記のブログを執筆するにあたり紹介してもらった本をはじめ、認知科学についての本を読んだり、学び方について学んだりしています。

ちなみに、こんな本を読んでました↓

まだ結論を出すには至っていませんし、簡単に出るものでもないと思っていますが、考えがまとまればブログを書きたいと思っています。

色々まとまらない話をしましたが、結局何が言いたいかというと、学び方そのものに悩み、考えた一年だったということです。 これはこの先も続いていくでしょうし、解決しても時代が進めばまた同じ悩みが出てくるでしょう。 AIとともに自分も進化し続けたいと思った一年でした。

2026年の抱負

設計を極める

以前ブログにした内容ですが、何かやろうと決めてはできずに自己肯定感だけが下がるという、何の得もない状態に陥ったこと、そこでやらないことを決めようということを書きました。

blog.riku929hr.com

そして30代に突入した今、エンジニアとして何かしら一つ圧倒的な強みになる分野を作りたい。 プログラミング言語でも、DBなどの技術要素でも、これが自分を象徴するものだ、という何らかのスキル。

家事や育児との両立が必要な今、かつてのように可処分時間のすべてを学習に投下することは不可能です。 限られた時間の中で、何を学び、何をやめるか。

僕の最も関心の高いことは「設計」です。 事業と技術が密接に結びつき、組織にも影響を与える大きな要素が設計だと思っています。 ソフトウェアの文脈で「設計」と一口に言ってもいろんな要素がありますが、脳内にあるのは断片的な情報の集合体のような状態で、まだまだ学び整理する余地は大きいです。 必要に応じて、情報を部分的に積み上げてきていたり、アウトプットして整理されていないことが大きな要因ではないかなと思っています。

長い期間開発したもののリリースが終わってからしばらく経った頃、ユーザー体験良く利用されているのを見て「俺が最強のアーキテクトだ!!」と胸を張って心のなかで叫びたい。2026年はそのための土台を作る一年にします。

学びを増やす、そして発信を増やす

以前は、気になる勉強会やカンファレンスがあれば場所を問わず足を運んでいましたが、子育てを考えるとそうもいかなくなりました。 かつてSNSで「自分のアウトプットの主戦場をブログに移していく」という宣言をしたものの、まだ実践できているとは言えません。

そもそも、アウトプットはインプットという土壌があってこそ生まれるもので、何もないところからひらめきが降ってくることはないでしょう。

2026年は、家庭とのバランスを取りつつも、まずはインプットの量を確保すること。 そして得られた知見、日々の学びや試行錯誤の過程など、このブログを通じて積極的に外へ出していきたいと考えています。

ということで、それでは皆様、良いお年をお迎えください🎍